雑記 - otherwise

最近はDQ10しかやっていないダメ技術者がちまちまと綴る雑記帳

プログラムのコストとか

わんくま同盟 東京勉強会 #32 の感想のコメント欄で、アキラさんやあんどちんさんから色々コメント戴いた件について。
コメント返そうと思ったけど、長くなったので記事にします。
アキラさんに戴いたコメントも尤もな話で、間の思考を端折って短絡的に「そんなことにこだわるくらいなら .NET 使うなよ」と結論付けてしまったのは私の怠慢ですね。最初からちゃんと書くべきでした。
もちろん、マネージドであってもパフォーマンスチューニングは重要です。
ただ、 null チェック( if 文)ひとつのコストを考慮しなきゃいけない場面と云うのはそうあるものじゃないし、そこを考慮する前にやるべき事がたくさんあるだろう、と云うのが私の主張。
で、そう云った前段の考慮を諸々やった上で、なおそこ( = if 文と try/catch のコスト差の様なところ)まで考慮しなきゃいけない様なクリティカルなシステムなら、マネージドを使うのをやめた方が余程費用対効果が高いんじゃないの? と。
そもそも、それだけのパフォーマンスを求めるシステムにマネージドを採用する事自体がナンセンスなのでは? と。
だから「そんなところを意識する必要があるなら、そもそもマネージコード使わなきゃいいじゃん」と書いた訳です。
# 確かに、最近は Compact Framework や XNA Framework の様に、リソースが制限された環境でもマネージドを採用出来る様になって来ているので、場合によってはこうした小さな努力も必要なのかもしれないですが……、これってちっとも「小さ」くないよなぁ。。。
ちなみに、 blog でのやりとりについては、見ていて単純に「プログラム好きのやりとりらしいなぁ」、と感じただけです。
それが悪いと言うつもりはないし、むしろ私もその知識があれば同じ事をやっていたと思います。
気になった事を調べて解決するのは、技術者として自然な行動ですし、それによってより理解が深まるのはとても素晴らしい事。
更に、それを blog 記事で公開する事で、あの場にいた人、いなかった人も情報を共有出来た訳で、これこそコミュニティ(勉強会)の醍醐味だと思います。
ただ、これが業務アプリケーションの開発現場だったらどうなのかな、とふと思ってしまったと。
この辺は、コミュニティ関連の記事に業務思考を重ねてしまった私の失態です。。。
# こうして blog 記事も一個書けたし、久々にプログラムのコストについても考えさせられたし、このやりとりは私にとって非常に有意義でした。
# コメントをくださったアキラさん、あんどちんさん、そしてきっかけを作ってくれた takeshik さん、中さん。皆さんどうもありがとうございます。 ^^